ペットホテル料金を徹底比較|相場・選び方とおすすめの探し方

私はトリマー歴15年、いまは自宅でトリミングサロンを営んでいます。お客さまから「ホテル代って結局いくら?」と何度も聞かれてきました。
この記事では、実在する施設の公開料金をもとに、サイズ別の相場・比較の見方・繁忙期の加算・総額シミュレーション・必要な持ち物までまとめます。預け先選びの判断材料として使ってください。
ペットホテル料金の相場とサービス内容の基本

まず押さえたいのは、料金は「1泊いくら」で組み立てられること。湘南台セントラル動物病院の料金表は「下記に表示されている料金は、すべて一泊ごとの税込み価格」と明記しています。
つまり、表示額を泊数倍したものが宿泊の基本料金になります。ここに食事やオプションが加わるのが一般的な構造です。
宿泊料金・一時預かり・クイックサービスの違い
宿泊は「1泊単位」、一時預かりは「日中だけの短時間」、クイックサービスはトリミング前後の短い預かりなど施設ごとに名称が違います。
時間の線引きはシビアです。TURN-Aでは21:00以降は宿泊扱いになり、15:00〜20:00のレイトチェックアウトは3,300円(税込)の加算になります。
「夕方に少し遅れただけ」で1泊分や時間外料金が発生することがある、ということ。ここは予約時に必ず確認したい点です。
犬種・サイズ別(小型犬・中型犬・大型犬)の料金相場
犬は体重で料金が変わります。湘南台セントラル動物病院の公開料金を、サイズ別に並べると分かりやすいです。
| 区分 | 体重の目安 | 1泊料金 |
|---|---|---|
| 小型犬 | 〜6.9kg | 2,800円〜(税込3,080円〜) |
| 中型犬 | 7.0〜14.9kg | 3,300円〜(税込3,630円〜) |
| 大型犬 | 15.0〜24.9kg | 3,800円〜(税込4,180円〜) |
| 特大犬 | 25.0〜34.9kg | 5,300円〜(税込5,830円〜) |
| 超特大犬 | 35kg以上 | 5,800円〜(税込6,380円〜) |
| 猫 | - | 2,800円〜(税込3,080円〜) |
小型犬と大型犬で1泊あたり1,000円前後の差。5泊すれば差は5,000円規模に広がります。サイズが大きい子ほど、泊数が増えたときの効きが大きいと考えてください。
猫・うさぎ・その他小動物の料金対応

猫は体重区分を設けず一律にしている施設があります。前述の湘南台セントラル動物病院では猫は2,800円〜(税込3,080円〜)と、小型犬と同水準です。
うさぎ・ハムスター・鳥・爬虫類などの小動物は、対応する施設としない施設に分かれます。正直、ここは公開情報が少ない領域です。確実な料金は各施設へ直接の確認が要ります(要確認)。
私の経験でも、小動物は温度管理がシビアなので、預かり可否そのものを先に聞くのが早いです。
料金に含まれるサービスと追加オプション(食事・散歩・投薬)
基本料金に何が含まれるかは施設で差があります。食事代込みのところもあれば、フード持参が前提のところもあります。
投薬が必要な子は、対応の可否と追加料金を必ず確認してください。多頭で同じ部屋に入れたい場合は加算が出ます。TURN-Aでは同部屋の多頭預かりで1泊につき追加1頭あたり8,800円(税込)〜です。
「2頭一緒だから安くなる」ではなく、むしろ加算されるケースがある。ここは誤解しやすい落とし穴です。
ペットホテル料金を同じ観点で比べる比較表
料金は単独の数字で見ても判断できません。同じ観点で並べて初めて高い・安いが見えます。実在3施設の公開情報で、見るべき項目を整理しました。
| 項目 | 湘南台セントラル動物病院 | ハグウェル動物総合病院 | TURN-A |
|---|---|---|---|
| 小型犬1泊 | 税込3,080円〜 | 要確認 | 要確認 |
| 繁忙期加算 | 要確認 | 1泊1,100円(税込) | 要確認 |
| 時間外料金 | 受付9:00〜19:00 | 要確認 | 時間外手数料3,300円(税込) |
| 多頭加算 | 要確認 | 要確認 | 追加1頭8,800円(税込)〜 |
| ワクチン条件 | 犬5種以上・猫3種以上(1年以内) | 要確認 | 要確認 |
宿泊料金プランの比較項目

比べるときの軸は「1泊の基本料金」「食事が込みか」「時間外・レイトの加算」「繁忙期加算」「多頭加算」の5つです。
基本料金だけ安くても、時間外や繁忙期で逆転することがあります。表示額の安さに飛びつかないのが鉄則です。
無料体験・初回特典の有無
無料体験や初回特典については、今回確認できた施設の公開情報に明記がありませんでした(要確認)。

正直に書くと、ペットホテルで「無料お試し」が常設されている例は多くありません。初めて預ける子なら、短時間の一時預かりで様子を見るのが現実的だと私は考えています。
返金・キャンセルポリシーの比較
キャンセル料の条件も、確認した施設では公開ページに明記が見当たらず要確認です。ただ予約制を取る施設は多く、湘南台セントラル動物病院は予約制と明記しています。
予約制ということは、直前キャンセルに料金がかかる可能性がある、という意味でもあります。予約時にキャンセル規定を口頭で聞いておくと安心です。
タイプ別に見るおすすめのペットホテルの選び方

「どこがいいか」は預ける目的で変わります。短期・長期・介護・小動物の4タイプで整理します。判断軸はあくまで公開された料金構造です。
短期だけ預けたい人向け
1〜2泊なら、基本料金の安さがそのまま総額に効きます。小型犬で税込3,080円〜という水準が一つの目安です。
ただし受付時間に注意。受付9:00〜19:00のように枠が決まっていると、仕事帰りのお迎えが間に合わないことがあります。私なら自分の生活リズムと受付時間が合うかを最優先で見ます。
長期・繁忙期に預けたい人向け
泊数が多いほど、繁忙期加算の影響が大きくなります。ハグウェル動物総合病院ではGW・夏休みなどに1泊1,100円(税込)の追加。5泊なら5,500円の上乗せです。

長期は「1泊の安さ」より「加算の有無」で選ぶ。これが私の結論です。
介護・看護が必要なペットがいる人向け
投薬や持病のある子は、動物病院が運営するホテルが安心材料になります。今回挙げた施設の多くが動物病院併設です。
看護・介護の具体料金は公開が確認できず要確認ですが、獣医師がそばにいる環境は料金以上の価値があると私は考えます。
うさぎ・小動物を預けたい人向け
うさぎや小動物は、まず受け入れ可否から。料金が明示されている犬猫と違い、対応自体が施設依存です(要確認)。
電話で「種類・体重・温度管理の要否」を伝えて確認するのが一番早い方法です。
料金が変わる条件と総額シミュレーション
表示額だけでは総額は読めません。加算が乗る条件と、モデルケースの合計を具体的に出します。数字はすべて公開料金に基づきます。
年末年始・GW・お盆など繁忙期の追加料金
繁忙期は加算が入る前提で見積もるべきです。前述のハグウェル動物総合病院はGW・夏休みに1泊1,100円(税込)の追加を案内しています。

さらに料金改定そのものが繁忙期前に行われることもあります。ペットショップCoo&RIKUは2023年4月1日からホテル料金を改定し、3月26日までの予約は旧価格、3月27日以降は新価格と告知しました。
長期滞在・リピーター・会員割引
長期割引やリピーター割引については、確認した施設の公開情報に明記がありませんでした(要確認)。
無い数字は書きません。割引を期待するより、繁忙期を外して予約するほうが確実に効きます。
モデルケース別の支払い総額の具体例
湘南台セントラル動物病院の公開料金と、ハグウェル動物総合病院の繁忙期加算を組み合わせて、私が試算したモデルケースです。
| ケース | 計算 | 合計 |
|---|---|---|
| 小型犬2泊(通常期) | 3,080円×2 | 6,160円 |
| 大型犬3泊(通常期) | 4,180円×3 | 12,540円 |
| 小型犬5泊(繁忙期) | (3,080円+1,100円)×5 | 20,900円 |
| 猫4泊(通常期) | 3,080円×4 | 12,320円 |
小型犬でも繁忙期5泊なら2万円台に届く。「1泊3千円だから安い」という感覚で予約すると、お会計で驚くことになります。
予約から支払いまでの流れと必要な持ち物
預ける前に条件を満たしていないと、当日に追加対応が発生します。ワクチン証明は特に要注意です。

ワクチン接種証明など利用条件と持ち物
湘南台セントラル動物病院では、過去1年以内に犬は5種以上、猫は3種以上の混合ワクチン接種が必要としています。
さらに、接種から1年以上経過または未接種の場合は預かり時点での接種が必要、とも明記。つまり証明書を忘れると、その場で接種の話になりかねません。
接種証明書、いつものフード、薬、首輪やリードは最低限そろえておきましょう。
予約の流れと支払い方法(現金・カード・電子マネー)
予約制の施設が多く、まず電話やフォームで空き確認、というのが基本の流れです。湘南台セントラル動物病院は予約制と明記しています。
支払い方法(現金・カード・電子マネー)は確認した施設の公開情報に明記がなく要確認です。カードを使いたいなら予約時に聞いてください。
送迎サービスの有無と料金
送迎の有無と料金も、今回の公開情報では確認できず要確認でした。
動物病院併設型は店舗での受け渡しが前提のことが多い印象です。送迎が必須なら、対応可否を最初に確認するのが無駄足を防ぎます。
料金以外で確認したい安全管理と付加価値
料金が同じなら、最後は安全管理で決まります。とくに動物病院が母体の施設は、体調急変時の強みがあります。

スタッフ常駐・監視カメラ・空調管理などの体制
湘南台セントラル動物病院やハグウェル動物総合病院、TURN-Aはいずれも動物病院・専門施設が運営しています。獣医師やスタッフが近い環境は、それ自体が付加価値です。
監視カメラや空調の細部は施設差があるため要確認。見学できるなら、空調と清潔さは自分の目で見るのが一番です。
トラブル時の補償・保証の有無
補償・保証の規定は、確認した施設の公開ページに明記が見当たらず要確認です。
ここは正直に。預ける前に「体調を崩したらどう対応するか」を必ず口頭で確認してください。動物病院併設なら、その場で診てもらえる安心感があります。
口コミ・利用者の体験談から見る安心感
口コミは料金表に出ない情報を補ってくれます。ただ、信頼できる数値としての集計は今回持っていないので、断定はしません。
私がサロンで聞く範囲では、「お迎え時に過ごし方を細かく教えてくれた施設」が満足度が高い傾向です。報告の丁寧さは、見学時のスタッフの説明から推し量れます。
失敗しないためのペットホテル料金を安く抑えるコツ
安くする最大のコツは「加算を避ける」こと。割引を探すより効果が確実です。

見落としやすい追加料金の落とし穴
見落としがちなのが時間外と繁忙期です。TURN-Aは時間外手数料3,300円(税込)、21:00以降は宿泊扱い。お迎えが少し遅れただけで料金が跳ねます。
多頭加算も油断できません。前述のTURN-Aは追加1頭8,800円(税込)〜。2頭以上なら必ず合計で見積もってください。
予約のタイミングと割引活用の実践例
料金改定の前に予約するのは有効です。ペットショップCoo&RIKUのように改定日と「旧価格が適用される予約期限」を告知する施設では、期限内に予約すれば旧価格で済みます。
改定の背景は消耗品や人件費の高騰です。セン動物病院は令和8年1月からの料金改定を、その理由とともに告知しています。改定はこれからも起きる前提で、早めの予約をおすすめします。
ペットホテル料金に関するよくある質問
最後に、預ける前によく聞かれる3つに答えます。数字は公開料金に基づきます。
よくある質問
預け先選びは、表示額より「加算が乗る条件」と「ワクチン条件」を先に潰すのが近道です。気になる2〜3施設に電話して、繁忙期加算と時間外料金を聞く——まずここから始めてください。
