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ペットホテルトリミングサロン併設のメリットと注意点を徹底解説

田中 さやか / 更新:2026-06-24
ペットホテルトリミングサロン併設のメリットと注意点を徹底解説
愛犬を預けたいけど、トリミングも同じ日にお願いできたら楽なのに——。そう思って「併設のお店ってどうなの?」と調べているなら、結論はシンプルです。トリミング後そのまま泊まれて、慣れたスタッフに任せられるのが併設型の最大の強み。

私はトリマー歴15年、自宅でトリミングサロンを開業して5年になります。サロンとホテルの両方を見てきた立場から、飼い主さん目線のメリットだけでなく、正直なデメリットや、開業を考える人向けの収益の話まで書きます。

この記事で分かること:併設型の仕組みと他タイプとの違い/セット利用の利便性とプラン例/見落としがちな注意点/選ぶときのチェック項目/料金と安心感の比較/開業者向けの収益と始め方。

ペットホテルとトリミングサロン併設とは?基本と仕組み

トリミングサロンを変えるメリット・デメリット/トリマーの裏側
トリミングサロンを変えるメリット・デメリット/トリマーの裏側

まず「併設型」が何を指すのかをはっきりさせます。複数の事業者サイトでも、ペットの預かりサービスにはトリミング専門・ペットホテル併設・動物病院併設といった複数のタイプがあると説明されています。

併設型ペットホテルの定義

併設型とは、トリミングサロンと宿泊用のペットホテルが同じ施設の中にあるお店のこと。同じスタッフが施術も預かりも担当するケースが多いです。

ここが地味に効きます。同じ施設・同じスタッフに慣れている犬は、預けたときのストレスが軽くなると複数の事業者が指摘しています。新しい場所・知らない人、という不安の二重苦が減るわけです。

他の種類(動物病院併設・総合型・専用型)との違い

預け先には大きく分けて、トリミング併設型、動物病院併設型、犬猫どちらもの総合型、猫専用型があります。違いは「何を強みにしているか」です。

動物病院併設型は、獣医師が健康状態を確認してから施術する例があり、医療面の安心感が売り。一方トリミング併設型は、見た目のケアと宿泊をワンストップで済ませられるのが持ち味です。

トリミングサロン併設ペットホテルのメリット

併設の良さは「手間が減る」と「安心が増える」の二つに集約されます。トリミングとホテルを同じ場所で利用できれば、別施設へ移動する手間を減らせると複数の事業者が示しています。

トリミングサロン併設ペットホテルのメリット

トリミング後そのまま宿泊できる利便性

私が併設をいちばん勧めたいのはこのパターン。旅行前日にトリミングして、そのまま預けて出発する流れです。

きれいになった状態で泊まれるので、迎えに行く頃にはふわふわのまま。飼い主さんの「シャンプーに連れて行く→家に帰る→翌日また預けに行く」という二度手間が消えます。

顔なじみのスタッフに任せられる安心感

トリミングで何度も来ている子なら、ホテルのスタッフも性格や苦手を把握済み。これは大きいです。

うちのサロンでも、いつものトリマーが預かりも見ると、初対面の施設より明らかに落ち着きが早い。フードのこだわりや持病、ブラッシングの嫌がるポイントまで共有できているからです。

セット利用の割引・パッケージプランの例

事業者側にとっても、ホテル利用のついでにトリミングを受けてもらえれば追加売上になります。だからセット割引やパッケージを用意する店が出てきます。

具体的な料金は店ごとにバラバラなので、私の自宅サロンで実際に組んでいる考え方を一例として置きます。これは私の設定例で、相場そのものではありません。

併設サロンでよくあるセット利用の組み方(田中の運用例)
金額は私のサロンでの設定例。店舗ごとに異なります。
利用パターン内容併設ならではの利点
宿泊+お迎え前トリミング泊まっている最終日にトリミングお迎え時にきれいな状態で帰せる
トリミング+当日宿泊施術後そのまま預ける二度手間が消える・移動ゼロ
連泊+中日シャンプー長期滞在の途中で清潔ケアにおい・汚れの蓄積を防げる

送迎や予約のしやすさ

トリミングの予約のついでに宿泊枠も押さえられる。電話一本、来店一回で両方完結します。

連休・年末年始など需要が増える時期に、併設店は預かりニーズを取り込みやすいという指摘もあります。常連さんが優先的に枠を確保しやすいのは併設の隠れた強みです。

知っておきたいデメリットと注意点

正直に言うと、併設はいいことばかりではありません。ペットホテルそのもののデメリットとして、環境変化によるストレスや感染症リスクが挙げられます。併設だと、これにトリミング由来の負担が乗ります。

知っておきたいデメリットと注意点

トリミングの作業音や薬剤臭によるストレス

これは現場にいる人間にしか見えにくい点です。ドライヤーやバリカンの音、シャンプーの香り。施術スペースと宿泊スペースが近いと、神経質な子はそわそわします。

音や匂いに敏感な子を預けるなら、トリミング室と宿泊室がどれくらい離れているかを必ず聞いてください。私は内見のとき、宿泊スペースまで作業音が届くかを耳で確認します。

他の犬との接触による負担

トリミングに来る不特定多数の犬と、宿泊中の子の動線が重なる店もあります。

フレンドリーな子なら問題なくても、犬が苦手な子には負担。接触を避けたいなら、待機場所が分かれているかを確認しておくと安心です。

年末年始・GWなど混雑期の予約事情

併設は混雑期に強い反面、その時期は枠の奪い合いになります。トリミングと宿泊が同じ店に集中するからです。

年末年始やGWに使いたいなら、1〜2か月前の予約は当たり前と思っておくほうがいい。私の実感だと、12月のトリミング枠は11月上旬には埋まり始めます。

猫の場合に併設型が不向きになるケースと回避策

ここははっきり言います。猫には併設型が向かないことがあります。猫は環境変化に敏感で、犬のトリミングの音や匂い、犬の気配そのものがストレスになりやすいからです。

回避策は二つ。猫と犬で部屋や階が完全に分かれている併設店を選ぶか、いっそ猫専用ホテルを選ぶか。神経質な猫なら、私は専用型を勧めます。

併設店を選ぶときのチェックポイント

【ペットホテル】ケージレスvsケージ預かり〜メリット・デメリットを知ろう
【ペットホテル】ケージレスvsケージ預かり〜メリット・デメリットを知ろう

併設の良し悪しは「分けられているか」で決まります。トリミングと宿泊が同居している以上、衛生と動線の管理がそのまま店の質に直結します。

衛生管理・感染症対策・分離動線の有無

感染症リスクはペットホテル共通の弱点。だからこそ、トリミングに来る子と宿泊中の子の動線が分かれているかは最優先で見ます。

見学のとき、ケージの清掃頻度・消毒方法・体調不良の子の隔離スペースの有無を聞いてください。すらすら答えられる店は、たいてい管理がしっかりしています。

スタッフの資格と人員体制

トリマーがそのまま宿泊管理も兼ねる店は多い。だから施術中、預かっている子を誰が見ているのかを確認します。

トリマー資格の有無、夜間に人がいるか、頭数に対してスタッフが足りているか。ここが薄い店は、混雑期にケアが雑になりがちです。

完全個室やケージレスかどうか

宿泊環境が完全個室か、ケージレスで動けるか。これで滞在中の快適さがかなり変わります。

特に神経質な子や、他の犬の気配が苦手な子は、個室の有無が決め手。見学で実際の部屋を見せてもらいましょう。

夜間・緊急時の対応

預けている間に体調を崩したら誰がどう動くのか。これは事前に必ず確認したいところです。

夜間にスタッフが常駐するか、提携の動物病院があるか。医療面を重視するなら、動物病院併設型のほうが安心感は上です。獣医師が健康状態を見て施術する例もある、と前述の事業者コラムでも触れられています。

種類別の料金・安心感を客観比較

どのタイプを選ぶかは、料金より「何を優先するか」で決まります。事業者系の情報では、ペットホテルの料金相場は1泊3,300円〜16,500円程度と紹介されています。ただしこれは公的統計ではなく民間の相場情報です。

種類別の料金・安心感を客観比較

トリミング併設型・動物病院併設型・総合型・猫専用型の比較

預け先タイプ別の特徴比較
料金幅は前述の民間相場情報を参考にした目安。実際は店舗で確認を。
タイプ強み注意点向いている子
トリミング併設型施術と宿泊をワンストップ・慣れた環境作業音や他犬との接触定期的にトリミングする犬
動物病院併設型医療面の安心感が高い施設や受付に制約があることも持病・老犬・体調が不安な子
総合型犬猫対応で選択肢が広い他の動物との接触が多め社交的で順応しやすい子
猫専用型犬の気配がなく静か対応店舗が少ない猫・神経質な子

短期・長期・老猫や病気の子に合う種類

短期で、いつもトリミングしている犬なら併設型が一番ラク。慣れた場所で一泊なら負担も小さい。

長期や、持病・老齢の子は医療体制を優先したい。動物病院併設型が安心です。猫、特に環境変化に弱い子は専用型を選ぶのが私の結論です。

【経営者向け】併設で開業する収益と始め方

ここからは開業を考えている人へ。私自身がトリミングサロンを運営している立場で、併設にするメリットを経営目線で書きます。

【経営者向け】併設で開業する収益と始め方

一番大きいのは、トリミング以外に売上の柱ができること。ホテル利用のついでにトリミングを受けてもらえれば追加売上になる、と複数の事業者が示しています。逆方向も同じで、トリミング客がそのまま宿泊客になります。

初期投資・損益分岐点・回収期間の試算

正直に言うと、信頼できる公的な収益統計は今回の調べでは見つかりませんでした。だから架空の市場規模や平均年収は書きません。

代わりに、私が自分のサロンで使っている考え方だけ置きます。すでにトリミング設備があるなら、ホテル併設の追加投資は宿泊ケージ・個室・空調・夜間体制が中心。ゼロから両方そろえるより、併設は初期投資を抑えやすいのが実感です。

損益分岐は「既存スタッフで回せる頭数か」で大きく変わります。少人数のサロンなら、多頭数を詰め込むより、単価の高い少数プレミアム化のほうが現実的だと私は考えています。

動物取扱業登録など法的要件と必要設備

ペットホテルもトリミングも、第一種動物取扱業の登録が必要です。これは開業の入り口で必ず通る手続き。詳細な要件は自治体ごとに違うので、開業予定地の自治体窓口で確認してください。

私が登録時に苦労したのは、動物取扱責任者の要件と、設備基準(ケージの大きさ・換気・清掃しやすい床材など)の準備です。具体的な数値や条件は自治体の動物愛護管理担当に直接問い合わせるのが確実で、ここで断定した数字は出しません。

リピート率向上による経営的な相乗効果

併設の本当の強みは、リピートが回り出すこと。トリミングで来た子がホテルを使い、ホテルで預かった子が次のトリミングを予約する。

連休・年末年始など需要が増える時期に預かりニーズを取り込みやすい、という指摘もありました。トリミングの常連を持っている店ほど、混雑期の宿泊枠を安定して埋められます。一人のお客さんと長く付き合えるのが、併設の経営的なうまみです。

よくある質問|併設型ペットホテルの疑問

自宅でトリミングサロンやペットサロンを開業する方法やメリット・デメリット
自宅でトリミングサロンやペットサロンを開業する方法やメリット・デメリット

よくある質問

ペットホテルとトリミングサロン併設のメリットとは?
トリミング後そのまま宿泊できる利便性、慣れた施設・スタッフに預けられる安心感、別施設へ移動する手間が減ることが主なメリットです。複数の事業者が、同じ環境に慣れている犬はストレスが軽くなりやすいと示しています。
併設型の費用はどれくらい?
事業者系の情報では、ペットホテルの料金相場は1泊3,300円〜16,500円程度と紹介されています。ただしこれは公的統計ではなく民間の相場情報です。セット割引やパッケージは店ごとに違うので、利用前に直接確認してください。
併設での開業はどう始める?
ペットホテルもトリミングも第一種動物取扱業の登録が必要です。動物取扱責任者の要件や設備基準は自治体ごとに異なるため、開業予定地の動物愛護管理担当窓口で確認するのが確実です。すでにトリミング設備があるなら、宿泊用設備の追加から始めると初期投資を抑えやすいです。
猫を併設型に預けても大丈夫?
猫は環境変化に敏感で、犬の気配やトリミングの音・匂いがストレスになりやすいです。犬猫で部屋や階が完全に分離された店を選ぶか、神経質な子なら猫専用ホテルを選ぶことを勧めます。

併設型は「いつもの店で、ついでに泊まれる」のが何より楽。まずは候補の店を見学して、トリミング室と宿泊室の距離・動線の分かれ方・夜間体制の三つを自分の目で確かめてください。そこが納得できれば、たいてい安心して任せられます。

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田中 さやか

自宅トリミングサロン開業・運営中(開業歴5年) ・ JKC認定トリマー資格保持

ペットトリマーとして10年以上サロン勤務を経た後、自宅でトリミングサロンを開業。開業準備中に感じた「情報の散らばり」を解消したくて、資格・費用・手続きの実体験をもとに記事を書いています。

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